Skip to content Skip to footer

ARNOLD & SON – 彷徨う時間を体感できる時計(Wandering Hour)

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は「ARNOLD & SON」のGolden Wheelという時計を紹介したいと思います。 こちらの時計は「Wandering Hour」と言う方式が採用されています。直訳すると「彷徨う時間」。趣がありますね... 初めて見る方には時計の見方がわからないかもしれませんね… 複雑そうに見えて、見方さえわかれば見やすい時計です。文字盤上半分に小さく0~60分までを10分刻みでスケールがあるのがお分かりいただけるでしょうか。 そのスケールの下部に白い帯のような部分がありますね。そこに上記の写真には「10」が表示されていると思います。 そうです。この「10」が時間を示し、その文字のいる位置が分を示す時計となっています。 よく見ると透明な3枚の円盤に「2,5,8,11」「1,4,7,10」「3,6,9,12」の数字が描かれています。この透明な円盤が6時位置に来ると90度回転します。…

HALDIMANN – 剥き出しの心臓 (H1 Flying Central Tourbillon)

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は「HALDIMANN」のH1 Flying Central Tourbillonという時計を紹介したいと思います。 こちらは世界三大複雑機構の一つであるトゥールビヨンが搭載された時計なのですが、見ての通り、時計の心臓部とも言える脱進機が中央に位置していて、さらに剥き出しの状態になっています。 こちらの時計はスイスの独立時計師協会に属するベアト・ハルディマンが立ち上げたブランドの時計ですが、若くして資格保有率1%といわれる難関の国家認定職人マイスターの称号を取得しています。 偉大な時計師ですね。 なんと言っても、複雑機構であるトゥールビヨンが中央にあることと、大きなテンプを採用していることが特徴ですが、面白いところは、あたかもトゥールビヨン があるはずの中央から時針と分針が出ているところも注目です。 ただでさえ中央にテンプを配置することが珍しいのに… 見れば見るほど引き込まれてしまう美しいトゥールビヨン。このH1…

DeWitt – ミステリアスな雰囲気に躍らされないように… (Academia Mathematical)

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は「DeWitt」のAcademia Mathematicalという時計を紹介したいと思います。 こちらの時計は2015年のバーゼルワールドで展示された時計で、針がなく神秘的でミステリアスなデザインは時計業界に革新をもたらしたでしょう。 なんと言っても、この時間の示し方はみたことありません。 いくつもの数字が混沌としている中、正しい時刻は誰もが見ればわかるようになっているこのデザイン、不思議ですね。 数学者の脳内で数式が散りばめられているようにも感じます。   なんと言ってもこの数字のついた歯車。インターナルギアになっており、小さな歯車でこの数字付きのギアを回転させている構造になっています。 さらに、この動き方ですが、通常の機械式時計のようにスムーズに動くのではなく、ちゃんと数字がカクッと切り替わるようになっています。 以下にW4 Watchさんが動かしている動画があるのでご確認してみてください。…