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IWC – 初のデジタル表示!?(Pallweber Edition 150 Years)

404Timeのオーナーです。 あの有名な世界的時計ブランドの中からのご紹介です。 150周年を記念して作られた時計を紹介したいと思います。 その名の通り、IWCの創業150周年を記念して販売されたモデルですが、IWCの機械式腕時計の中では初となる、デジタル表示機能を備えています。 機械式"腕"時計では初という点がポイントです。 IWCは1884年にポケット時計(いわゆる懐中時計)でデジタル表示機能を備えた時計を開発していましたが、時代を先取りしすぎたせいか、あまり人気がなく廃盤となっていたそうです。 機械式なのにデジタル表示という少し変わったデザインが当時は受け入れられていなかったのでしょう。 何故ならば、デジタル時計が普及したのは1900年代からで、当時は見慣れないものだったからでしょうか。 創業150周年を記念するモデルとして、IWCは先駆的だった当時の時計師たちに捧げるオマージュとしてこの時計を復活させました。 とても紳士的なイメージは当時から変わらず受け継がれていますね。 新機構のデジタル表示機能を搭載するために自社製造の手巻き式Cal.94200を開発していますが、よくみるデジタル表示の機械式時計は秒針がないイメージです。 しかし、こちらの時計には6時位置にスモールセコンドが搭載されているので、これまたマニアックですが珍しいですね。 開発には5年を有したとも言われており、1884年に作られた機構から大幅なアップグレードを施し、約60時間のパワーリザーブを実現しています。…

EUTOUR – 触って感じる時間(E019D)

404Timeのオーナーです。 デザイン性のある変わった腕時計のご紹介です。 本日は「EUTOUR」のE019Dという時計を紹介したいと思います。 見てわかる通り、この時計には針がありません。 これじゃ時間がわからないじゃないか!と思いますよね。しかし、ボールのようなものが時針と分針の役割をしているのです。 このボール、落ちることはないの?と不安になりますが、溝にはまって上手く落ちないように設計されているようです。 時間の読みたかとしては、外側を回るボールを時針、内側を回るボールを分針として読むことができます。 仕組みとしては、クォーツのムーブメントで磁石を動かし、その磁石にボールが動かされているといった感じです。 なので、ボールを指で動かしてあげると、円溝の中をくるくる回すこともできます。   本来はデザイン重視のために作られたのではなく、目の不自由な方に向けて、指で触って時間を確認できるようにと考えられて作られたのが始まりのようです。 なので、本来はボールの針だけではなく、ケースサイドに1時間ごとに溝が刻まれているのがスタンダードのようですが、こちらはデザイン重視の時計なので溝はありませんね。  …

Carl von Zeyten – 心臓の美しさ(Baden-Baden)

404Timeのオーナーです。 今回は日本でも購入可能な、リーズナブルな変わった時計の紹介です。 ドイツの時計師の「Carl von Zeyten」というメーカーの「Baden-Baden」という時計を紹介したいと思います。 Carl von Zeyten(カール・フォン・ツォイテン)は19世紀末から20世紀初頭にドイツで大時計や伝統的な壁掛け時計、鳩時計の開発・改良を行い時計に生涯を捧げた時計師です。 完璧な時計を追求し、イギリスとスイスの時計工房へ出向いていますね。 その後、地元のドイツに戻り様々な時計を作っています。 そんな時計一筋!!な方に敬意を表しできたのが、このブランド「Carl von Zeyten」であります。 Source : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000037228.html ダブルテンプやスケルトンといった男心をくすぐるメカデザインのものから、シンプルなクロノグラフなど、幅広いデザイン性を持った商品がラインナップされています。 日本ではあまり知られておらず、知っているだけでマニアだとわかると思います。 そんな中で、他には数少ないセンターテンプデザインの時計がリーズナブルな価格で購入できるのは、おそらくCarl von Zeytenだけでしょう。 センターテンプは主に高価な独立時計師が作った時計にデザインされていることが多く、有名どころでは「MB&F」があるでしょう。 しかし、その値段は数千万円ととても一般人には手が届かない、お金を用意できたとしても生産本数も少ないため、手に入れることができないかもしれないです。 そんな中、こちらの時計はなんと53,800円で購入できちゃうんです。 他にもリーズナブルなセンターテンプデザイン時計の例は、上海時計にもありますが、もう少し値が張ります。 そして何と言ってもこのデザインの特徴は、テンプの動きを主張し、立体的な構造になっているところです。 通常、テンプは6時方向や9時方向などに寄っていて、中央から針が伸びてくる物が多いと思います。歯車の構造や可視性を考えたときには一番理に適うためです。 しかし、機械式時計の魅力を最大限に引き出すためには動きを見せるところだ!と言わんばかりのこのデザインには、時計に詳しくない方でも思わず2度見してしまうかもしれませんね。 この時計は当サイトのショップページからでもAmazonで購入可能なので、気になった方はぜひカートに追加してください。 以下が当ショップのページです。 同ブランドの他商品が気になる方は公式サイトもご覧ください。 http://www.carl-von-zeyten.jp/ 最後に以下にスペックを示します。 ・ケース : ステンレス鋼 ・直径…

Think the Earth – あなたも地球の観測者に (wn-1)

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は「Think the Earth」のプロジェクトで生まれたwn-1という時計を紹介したいと思います。 Think the Earthとは環境や社会のことをクリエイティブに伝えるプロジェクトを作り続けている一般社団法人です。 そのプロジェクトの記念すべき第一回で、宇宙から地球を見る視点を多くの人に伝えたいという想いからこの時計が誕生したようです。 これが盛況のようで、第二弾としてwn-2もあるようですが、現在はどちらも完売。在庫数も限られていたため、プレミアがつき、中古価格も高騰しています。   そんな人気の時計はどうなっているのか見ていきましょう。 まず時間の見方ですが、この時計に時針、分針が存在するのか?と思いますよね。…

Ulysse Nardin – 音を楽しむ時間を与えてくれる時計 (Classico Stranger Music Box)

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は「Ulysse Nardin」のClassico Stranger Music Boxという時計を紹介したいと思います。 こちらのブランドは「ユリス・ナルダン」と言い、航海に用いる高精度なマリーン・クロノメーターが有名です。みなさんがご存知の日本のセイコー舎が日差0.1秒の高精度のマリン・クロノメーターを開発しましたが、実はこのユリス・ナルダンの時計を徹底的に研究し開発したそうです。 航海に相応しい錨がブランドロゴにも採用されています。   それから色々とイザコザがあったそうですが省略します。興味がある方は調べてみると面白いかもしれません。   そんな中、現在のユリス・ナルダンは天文複雑時計や文字盤が美しいクロノメーターなど、壮大なロマンを内包する時計を生み出しています。…

Nord Zeitmaschine – 十字架を描く時間 (CROSSNROLL)

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は「Nord Zeitmaschine」のCROSSNROLLという時計を紹介したいと思います。 メカメカしい時計ですが、見た目だけではなく、動き方もインパクトがある時計です。 まず、普通の時計と違うところは、時間の表し方です。 上記写真の赤い針が描かれた丸い文字盤のようなものがあります。この赤い針こそが時針を示しているのです。文字盤と言って良いのでしょうか、とても小さいですね。 上記の画像ですと、大体10時位置を指していますので、10時台ということが分かります。 ですが、変わっているのはここからで、この文字盤のようなもの、実は時計の中を回るんです。 何を言っているんだ、と思いますよね。自分でも何を言っているか分かりません。 とりあえず以下の動画で確認しましょう。 伝わったでしょうか。ローターのように勢いよく回っていますね。 しかし、時針の役目を果たす文字盤が回ってしまって大丈夫か?と思いますよね。…

MCT – デジタル表示をアナログな方法で表示 (Dodekal One D110)

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は「MCT」のDodekal One D110という時計を紹介したいと思います。 こちらの時計はプレバゼルワールド2017にて発表された時計ですが、MCTの時計らしく、大きく時間表示がされていることが特徴です。 しかし、ただの時間表示ではなく、LCDディスプレイのような時間表示です。数字が描かれたプレートが移動するような時間の表示の仕方の時計はWandering Hourのように多く見られるかと思われますが、こちらはLCD表示のセグメント部分のみが変わる仕様になっています。 言葉では表現しづらいので、以下の動画をご覧ください。 伝わったでしょうか。なんとも言い表しづらい不思議な変化の仕方でしたね。 ただ、中央に大きく時間を表示してくれるのは視覚性もよく、分針も赤く塗られて見やすくなっています。 また、裏蓋はスケルトンになっており、自動巻のローターが見えるのですが、こちらはマイクロローターが採用されています。 おそらく、文字盤の表示部分が特殊な為、どうしてもケースが厚くなってしまうのを、ムーブメント部を薄くすることで抑えようとしたのではないでしょうか。…

Humism – 変化する幾何学模様が時間を奪い去っていく

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は「Humism」の時計を紹介したいと思います。 文字盤が特徴的な時計ですが、動いているところはもっと特徴的です。 時間はわかるのか?と思った方、ちゃんとわかるように設計されているのです。 模様の外部に黒い丸と白い丸がありますが、黒い丸は"時針"を、白い丸は"分針"の役割をしています。そして、文字盤には薄く時間単位で溝が刻まれているため、おおよその時間がわかるかと思います。 見るたびに姿を変えていく幾何学模様の文字盤は、うっとりと見惚れてしまい時間を忘れてしまいそうですね。 とても感慨深く、何かに疲れた時にずっと眺めていたい、そんなデザインですね。   加えて、この時計はなんと機械式時計となっており、ムーブメントはセイコー製の物が搭載されているようです。 ユニークなデザインで機械式時計、腕時計マニアには嬉しすぎる1本です。 こちらはクラウドファンディングでも多くの注目を浴びています。  …

Hautlence – 腕元に秘めた迷路 (LABYRINTH)

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は「Hautlence」のLabyrinthという時計を紹介したいと思います。 「ラビリンス」という名前に相応しい時計なのは見ての通り、この時計には時間を表示する機能は一切ないのです。 ただあるのは迷路のみ、とてもロマン溢れる1本ですね。ここまで遊び心に力を入れていると、もう吹っ切れていてかっこいいですね。   しかも、自社ムーブメント搭載ということなので、これまた技術力もすばらしいです。   迷路は右の穴からスタートし、左の穴までボールを運ぶといった単純なものですが、ボールをスタート位置まで戻すには、リューズを回す必要があります。このリューズを回してスタート位置までボールを運ぶムーブメントが自社のものとなっています。   このHautlenceさんは他にも興味深い製品をたくさん開発しています。ピンボールができる時計など、また別の機会にご紹介したいと思います。   しかし、実際にこの時計をつけて迷路で遊んでいる姿は、側から見たら不審者のようになってしまうかもしれないですね。…

MAURICE LACROIX – 不思議な歯車が噛み合う時計 (Masterpiece)

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は「MAURICE LACROIX」のMasterpieceという時計を紹介したいと思います。 こちらの時計はなんと言っても不思議な歯車が噛み合っているのが特徴的ですね。 四角い歯車と三つ葉のクローバーような歯車が見事に噛み合わさって動く様は、見ているだけで引き込まれ時間を忘れてしまいます。 MAURICE LACROIXは1975年に誕生したスイスの時計ブランドで、Masterpieceには他にも種類が存在します。ミステリーセコンドというモデルも面白いのですが、またの機会にご紹介いたします。 こちらは2019年モデルとなり、新しいモデルなのですが、旧型のモデルも同様に特徴的な歯車が存在します。 変更点としては、カレンダーが追加され、パワーリザーブがなくなったことです。 以下が旧型のモデルです。 この時計のすごいところは特徴的な歯車のデザインだけではなく、自社製ムーブメントが搭載されていることです。 通常のデザイン性に優れた時計はコストを考えて他社製の汎用性ムーブメントがよく利用されていますが、MAURICE LACROIXは歴史あるブランドだからこそ、蓄積された技術力から自社製ムーブメントを開発することができるのです。 最新モデルは自動巻ですが、旧型は手巻き式が採用されています。 最後に以下に最新モデルのスペックを示します。 ・ケース : ステンレススチール ・直径 : 43mm ・厚さ : 15mm ・10気圧防水 ・ムーブメント : ML258(自動巻) ・36時間パワーリザーブ ・37ジュエル/28,800振動 ・価格 :…

Xeric – 逆さまになった時計 (Invertor)

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は「Xeric」のInvertorという時計を紹介したいと思います。 こちらの時計は自動巻ですが、通常は裏側にあるはずのローター部が表にきていますね。 機械式時計好きの方には嬉しい時計ではないでしょうか。 裏蓋スケルトンの自動巻は一般的にも多く採用されていますが、表面にローターが来て、さらにスケルトンになっているのは大変珍しいと思います。 時間は少し見づらいのですが、時針は太く、分針は細めとなっており、通常の時計と同様のスケールとなっているため、全く時間がわからないということはありません。 またこちらの時計の風防は特殊な形状をしているため、サイド部分にはヘサライトクリスタルというプラスチック素材のような風防が採用されています。(トップはサファイアクリスタルです) それだけではなく、厚みも結構ある時計となっているので、重厚感がすごく、腕時計の存在感が大きくなるでしょう。 夜間の蓄光デザインも特徴的でローター部の蓄光デザインと特殊形状の風防のサイドから見える文字盤の数字はとても美しいですね。 魅力的な部分はデザインだけでなく、ムーブメントにもあります。 このInvertorはなんと日本のMiyota製のムーブメントを採用しています。それでいてお求めやすい価格に抑えられているため、ユニーク時計が好きな方にとってはコスパの良い時計かと思います。 デザイン性に優れた時計ほど高価になってしまったり、機能面で不安があることが多いのですが、Invertorはどちらも優れていると思います。 最後に以下にスペックを示します。 ・ケース : ステンレススチール ・直径 : 46mm ・厚さ : 14mm ・3気圧防水 ・ムーブメント : Miyota 90S5 ・999本限定 , $699 (約74,000円)

FRANCK MULLER – バラバラの文字盤 (Crazy Hours)

404Timeのオーナーです。 世界の一風変わった時計をご紹介いたします。 本日は世界的にも有名な「FRANCK MULLER」のCrazy Hoursという時計を紹介したいと思います。 こちらの時計は見た通り、文字盤がバラバラに位置付けされていますね。 上記の画像だと10:10を指しているのはわかると思いますが、本来の11時位置には3の数字が... 奇妙な時計に思えますが、こちらは「Crazy Hours」と呼ばれる方式が採用された時計です。   分針は通常通り1時間に1回転するのですが、時針がぴょんぴょんと飛びます。まるで狂った時計のように。 この仕組みの画期的なところは、4つ飛ばしで数字を順番に配列するデザインです。  …