404Timeのオーナーです。
世界の一風変わった時計をご紹介いたします。
本日は「Ulysse Nardin」のClassico Stranger Music Boxという時計を紹介したいと思います。
こちらのブランドは「ユリス・ナルダン」と言い、航海に用いる高精度なマリーン・クロノメーターが有名です。みなさんがご存知の日本のセイコー舎が日差0.1秒の高精度のマリン・クロノメーターを開発しましたが、実はこのユリス・ナルダンの時計を徹底的に研究し開発したそうです。
航海に相応しい錨がブランドロゴにも採用されています。
それから色々とイザコザがあったそうですが省略します。興味がある方は調べてみると面白いかもしれません。
そんな中、現在のユリス・ナルダンは天文複雑時計や文字盤が美しいクロノメーターなど、壮大なロマンを内包する時計を生み出しています。
その中でも一目を置かれるのが、Classico Stranger Music Boxです。
時間の表示は至ってシンプルで時針と分針があり、スモールセコンドやカレンダーのある時計ですが、文字盤上部の凹凸のあるディスクがついている部分が、なんとオルゴールになっているのです。
機械式時計がお好きな方はオルゴールもお好きな方が多いのではないでしょうか。
同じようにゼンマイを動力源としたクラシカルなメカのみで構成されたものですので。
まず10時位置のボタンでオルゴールが毎時刻に鳴るのをON/OFFできます。
8時位置のボタンはオルゴール再生ボタンで、いつでも好きなタイミングでオルゴールを再生できます。
次に4時位置にあるW,T,Dの物は何か?
これが特殊で、リューズにボタンがついており、そのボタンを押すことでW,T,Dを切り替えられるのですが、Wが「Winding」の巻き上げ、Tが「Time」の時間調整、Dが「Day」のカレンダー調整を意味します。
そうなのです、このリューズは引っ張らなくていいんです!
リューズを引かずに回すだけで時間が調整できる仕様なのです。変わっていますね。
実際にオルゴールの音色を聞いてみましょう。
上記動画の32秒あたりからがオルゴールの音色になります。
オルゴールは箱の鳴りが重要な要素となる物なので、鉄のケースの時計では音は小さく少し尖った音色になっていますが、腕時計からオルゴールが鳴ると言うところにロマンを感じますね。
オルゴールのピンの配置の仕方がとても美しいですね。シリンダーではなくディスク型を用いているところにも、魅せる美学を追求している感じが伝わってきます。
私自身、オルゴールも大好きなのでこの時計にはとても興味があります。
最後に以下にスペックを示します。
・ケース : 18金ローズゴールド
・直径 : 45mm
・厚さ : 15mm
・ムーブメント : 手巻き(UN-690)
・参考価格 : $116,000 (約12,300,000円) / 99本限定